川口市栄町1丁目12-21 シティデュオタワー川口 医療モール209

048-452-4990

肩・肘の痛み
  • HOME
  • 肩・肘の痛み

主な肩・肘の症状とその代表的な原因

症状
考えられる原因
肩が痛い
肩関節周囲炎、腱板損傷、石灰沈着性腱板炎
肩が上がらない
腱板断裂、肩関節周囲炎、肩関節脱臼
肩から腕にかけてしびれがある
頚椎症性神経根症
肘が内側/外側が痛い
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)、上腕骨内側上顆炎
肘の動きが悪い、肘を動かすと音がする
変形性肘関節症
肘の内側~小指側がしびれる
肘部管症候群
肘の腫れ・熱感・激しい痛み
滑液包炎(例:肘頭滑液包炎)、関節炎

主な疾患

頚肩腕症候群

頚肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)とは首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことがあります。一般的には「肩こり」としても知られています。肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をとること、ショルダーバッグ、冷房などが原因になります。

肩こりに関与する筋肉

※日本整形外科学会「整形外科シリーズ 4」から画像を引用しております。

肩関節周囲炎

中年以降、特に50歳代に多くみられ、肩関節が痛み、関節の動きが悪くなります。いわゆる「五十肩」としても知られています。動かす時に痛みがありますが、あまり動かさないでいると肩の動きが悪くなってしまいます。髪を整えたり、服を着替えることが不自由になることがあります。夜中にズキズキ痛み、ときに眠れないほどになることもあります。
関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)。

肩関節

※日本整形外科学会「整形外科シリーズ 5」から画像を引用しております。

石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)

石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん)とは40~50歳代の女性に多くみられ、肩腱板内にリン酸カルシウム結晶が沈着し急性の炎症が生じる事によって肩の痛みが出現、肩の動きも悪くなります。夜間に突然生じる激烈な肩関節の疼痛で始まる事が多いです。痛みで睡眠が妨げられ、関節を動かすことが出来なくなります。

石灰沈着性腱板炎X線写真

肩腱板断裂

肩の動きが悪くなったり、肩を動かす時の痛み(運動痛)が出たり、夜間の痛みを訴えますが、夜間痛で睡眠がとれないことが受診する一番の理由です。 運動痛はありますが、多くの患者さんは肩の挙上は可能です。五十肩と違うところは、関節の動きが固くなることが少ないことです。 40歳以上の男性、右肩に好発します。発症年齢のピークは60代です。腱板断裂の背景には、腱板が骨と骨にはさまれているという解剖学的関係と、腱板の老化があります。
明らかな外傷によるものは半数で、残りははっきりとした原因がなく、日常生活動作の中で、断裂が起きます。

肩腱板

※日本整形外科学会「整形外科シリーズ 16」から画像を引用しております。

肩関節脱臼

肩の関節(肩甲骨と上腕骨)のかみ合わせが外れてしまう状態を指します。肩関節は人体の中でもっとも可動域が広い分、不安定になりやすく、脱臼が起こりやすい関節でもあります。最も多いのは上腕骨の頭が前方にずれることです。脱臼時には、激しい肩の痛み、腕が動かせない、肩の変形などが見られます。スポーツ時に肩を強打したり、転倒した際に手をついて発生します。ラグビーやアメフト、柔道などのコンタクトスポーツで起こることが多いです。
以前に脱臼したことがある人は、軽微な力でも脱臼が再発しやすくなります。

脱臼時と整復後のX線画像

肘内障

肘内障(ちゅうないしょう)とは子供が手を引っ張られた後などに、痛がって腕を下げたままで動かさなくなることを指します。肘の靱帯から肘の外側の骨(橈骨頭)がはずれかかることによって起こります。多くは、5歳以下の子供にみられます。

肘の靱帯

※日本整形外科学会「整形外科シリーズ 21」から画像を引用しております。

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつ がいそく じょうかえん)では、ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。多くの場合、安静時の痛みはありません。手首や指を伸ばす筋肉の付着部(肘の外側の部分)に微細な損傷や炎症が生じると考えられています。一般に「テニス肘」と呼ばれることが多いです。スポーツ(特にラケットを使う競技)や、パソコン作業、料理、育児、荷物の持ち運びなど日常生活の反復動作でも起こります。ペットボトルのふたを開ける、タオルを絞るなどの動作でも痛みを感じることがあります。

上腕骨内側上顆炎

物を握って引き寄せる動作やゴルフやバットなどのスイング、野球の投球動作をすると、肘の内側の痛みが出現します。手首や指を曲げる筋肉の付着部(肘の内側の部分)に微細な損傷や炎症が生じると考えられています。特に成長期に投球時や投球後に生じる肘の障害を「野球肘」と呼びます。肘の伸びや曲がりが悪くなり、急に動かせなくなることもあります。

変形性肘関節症

肘の関節の軟骨がすり減り、関節に変形や炎症、痛みが生じる疾患です。肘関節の酷使(スポーツ、重労働)や過去の骨折や脱臼などの肘関節外傷、関節炎などが原因で、動かしたときの肘の痛み、肘の動きが悪くなる、引っかかる感じ、関節内のゴリゴリ音(クリック音)などが生じます。重度になると肘内側を走行する尺骨神経が圧迫されて(肘部管症候群)、小指と環指のしびれや筋力低下が出ることもあります。

肘の関節

※日本整形外科学会「整形外科シリーズ 15」から画像を引用しております。

コントラスト調整

1色型色覚
(全色盲)

1型2色覚
(赤色盲)

2型3色覚
(緑色盲)

3型2色覚
(青色盲)

デフォルト

コントラストバー

  • Rr

  • Gg

  • Bb

テキスト表示調整

フォントサイズ

行間

文字間隔

分かち書き設定

音声サポート

Powered by MediPeak